フィリピン・ルソン島の山岳地出身初の司教であり、教会の政治社会的な参与に尽力してきたフランシスコ・クラベール師の訃報に接した。
普段はカトリック教会のあり方に批判的な論じ方をすることが多い私ではあるが、フィリピンの変転する政治社会状況の中での師の働き、思想、その葛藤と試行錯誤には深く敬意を覚えてきた。哀悼の意を改めて表したいと思う。
First Igorot bishop, martial law foe dies; 81
フィリピン研究者宮脇聡史の研究メモを綴ります。主にフィリピン・カトリック司教協議会の2001年以降の司牧教書の予備的な分析メモを書き進めています。